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言葉の中身

一つの言葉には沢山の意味や思いが詰まっている。

一見すると優しい言葉でも、巧妙に隠された攻撃性を持つ言葉だったり、厳しい言葉の中にも芯には相手を気遣う思いが込められていたり。
もちろん、優しい言葉の中には更に相手を気遣う心が込められている事もあるし、厳しい言葉の中には相手を貶める攻撃性が含められている事もあるだろう。
そういった言葉の中身をどれだけ感じ取れるかが、勘の良い人だったり、あるいは鈍感だと言われる基準、分かれ道なのだろうか。

人は余裕がある時、それらを多く感じ取れるように思う。
だがそうではない時、人が感じ取れるそれはもっとも表層にある部分に限られてくる。いわば見せ掛けの言葉にのみ捕われてしまう。

とても気に入っている作家……と言って良いのだろうか……の言葉に、こんな言葉がある。

例えば他人の百倍の思い…
言葉になるのはその10分の1
語れるのはその10分の1
伝わるのはまた10分の1
想いは何処かへ消えてしまう


それは一つの言葉に多くの意味を内在しているからなのでは無いか、とふと思えた。

「飾らない言葉」と言う言葉がある。
言葉には外側と内側とがあるのだ、と言う前提をもってして生まれた言葉なのだろう。
あるいは素直な言葉と言っても良いのかも知れない。
それらは大抵の場合、美徳として語られる。

表も裏も無い単純な言葉と言うのは心に強く響く物だ。
ただ何処までも過度に装飾された言葉の中にある本当の思いを見つけると言う行為もまた、魅力がある。

相手の状況を見て言葉をかけたい。
余裕がある相手なのか、そうではないのか。

個人的には誰にも何の苦労も無く本当が伝わる事がやはり言葉として美しいと思う。
言葉が持つ、外見も、中身も、一緒でありたい。

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言葉の意識

ある人の顔を思い浮かべるとする。
それに伴い色々な思いが浮かんでは消える。
抽象的な流れるような意識。

名前を一緒にして思い浮かべる。
(誰某さん)
流れる意識が僅かに留まる。

名前を音にして発する。
「誰某さん」
自分の外にその意識が具現化される。

〜〜〜〜〜

そこに存在するのは意識を持った言葉。
それを言霊と言うのだろうか。

言葉の心像

人が言葉に耳を傾けるのはどういうときだろう。

その言葉がどれだけその人にとって魅力的か。
その言葉はその人が必要としている言葉なのか。
それらに多分に左右される。
聞きたいと思えない言葉では、簡単には相手に届かない。


人に言葉が真に伝わらないのはなぜだろう。

自分が知る言葉。
相手が知る言葉。
それぞれがその同じ言葉に抱く心像は様々で、一つではない。
それに気づかず、同じ意味で捉えていると考えると思いがけない結果をもたらす。

互いが言葉に持つ心像を、互いがどれだけ認識しあえるか。
それを知る身近な手がかりもまた、言葉なのが困り物ではあるのだが。


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